
行政官(マントリ)の肖像
作品情報
ストーリー
マントリという言葉はサンスクリット語から入ったもので、身分の低い役職から大臣級の地位まで、さまざまな官職を指してきました。現代のインドネシア語で大臣を意味するメンテリも同じ言葉です。オランダの植民地支配下にあった19世紀のジャワでは、マントリは現地行政の下位の役人で、郡長にあたるウェドノの下に位置しました。アムステルダム国立美術館はこの人物にその肩書きを与えています。金のボタンと赤い立ち襟のついた洋装仕立ての暗い色の上着を、暗い地に淡い渦模様のバティックの上に着ており、前には幾何学模様の明るい布が垂れています。腰には白い帯を締め、肩の上からはバリ式のクリスの柄がのぞき、裸足でタイルの床に立っています。1820年頃から1870年頃に描かれた、五人の宮廷官吏のシリーズの一枚です。




