
枢機卿ポンペオ・コロンナの肖像
作品情報
ストーリー
ポンペオ・コロンナは枢機卿の緋を身にまといながら、一族が育てた武人のように考えた。教皇と絶えず争い続けたローマの名門コロンナ家の出で、1526年、彼はほとんど考えられないことをやってのけた。武装した手勢を率いてヴァチカンに踏み込み、教皇クレメンス7世をサンタンジェロ城へ逃げ込ませたのである。それはより悪しきものの前触れだった。翌年、給金を払われぬ皇帝軍がローマをまるごと略奪し、なおクレメンスと親しくないコロンナは、結局は皇帝カール5世のためにナポリを治め、1532年にそこで没した。



