フランチェスコ・アンドレイーニの肖像

フランチェスコ・アンドレイーニの肖像


作品情報

アーティスト
作者不詳
制作年
1650
技法
油彩
寸法
102 × 79 cm

ストーリー

この肖像の男は、当時もっとも名高い俳優の一人だった。1624年に世を去ったフランチェスコ・アンドレイーニは、名高いコメディア・デッラルテの一座「ジェロージ」を率い、カピターノ・スパヴェントの役で名を成した。ありえない戦勝を吹聴する、大言壮語で臆病な兵士の役である。舞台を離れれば文筆家でもあり、妻のイザベッラ・アンドレイーニもまた同じ一座の花形だった。この絵はドメニコ・フェッティの肖像を写した17世紀の模写で、原作はいまサンクトペテルブルクのエルミタージュ美術館にある。描かれた人物が誰かは長らく定かでなかった。フェッティ研究者エドゥアルト・サファリクが1990年に俳優の名を提案したもので、それ以前は別の題で呼ばれていた。ここに残るのは、落ち着いた真面目な顔立ちであり、彼が観客の前で演じた大言壮語の隊長からは遠く離れている。

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