
Diego Velázquez · PD
フランシスコ・レスカーノの肖像
作品情報
ストーリー
1640年代、フェリペ4世はマドリード近郊の狩猟の館トーレ・デ・ラ・パラダを飾らせ、ベラスケスはそこに宮廷の道化たちを幾人も描いた。フランシスコ・レスカーノ、「バリェカスの少年」と呼ばれた者もその一人である。彼は岩に腰かけ、背後にはグアダラマ山脈が広がり、手には数枚のカルタを持つ。こうした人々は王を楽しませるために宮廷に暮らしていた。それでもベラスケスは彼を笑い者にはしない。まるで王子を見るように、ゆっくりと注意深く見つめる。戸外の光が、うつむいた顔に落ちている。




