
Bronzino · PD
グイドバルド2世・デラ・ローヴェレの肖像
作品情報
ストーリー
テーブルに掛けられた赤い布のラテン語の銘が、描かれた人物は十八歳の年にあると伝えています。それによって制作は1531年の春から翌年の春までに絞られます。ブロンズィーノはその二年間をフィレンツェから遠く離れたペーザロで、デッラ・ローヴェレ家の宮廷画家として過ごしました。金象嵌の甲冑を着た少年はグイドバルド・デッラ・ローヴェレで、ウルビーノ公になるのは1538年、まだ先の話です。かたわらのテーブルには兜が置かれ、そこに見えるギリシャ語の銘は、後から描き加えられたものです。少年の脇には犬が体を寄せています。パラティーナ美術館は長いあいだ、この板絵をポントルモが描いたイッポリト・デ・メディチの肖像として登録していました。顔にも筆にも今の名前が返されたのは19世紀の研究によってで、板の裏には「ドゥーカ・グイド・バルド」を示すD.G.B.の三文字が残っています。




