
フランス王アンリ2世の肖像
作品情報
ストーリー
1547年3月の末にフランス王フランソワ1世が世を去り、次男がアンリ2世となって、その年の7月にランスで戴冠します。画面の上辺を走る銘文は、そのことを飾らずに述べています。アンリ、この名の二人目、フランス国王、と。
これは公式の肖像で、写されることを前提に作られました。各地の宮廷や館へ複製が送られ、ルーヴル美術館には小さな板絵の一点があります。この全身像は長らくプルビュスの作とされてきました。近年の洗浄によってクルーエに戻され、複製のもとになった原型と認められています。
フィレンツェに来たのは、まず間違いなく1589年、クリスティーヌ・ド・ロレーヌがフェルディナンド・デ・メディチに嫁いだときの持参財としてでした。彼女はアンリの孫にあたります。アンリの娘クロードの子です。



