
Diego Velázquez · PD
フアン・デ・パレハの肖像
作品情報
ストーリー
1650年、ローマにいたベラスケスは、教皇の肖像という大仕事を前に、腕をならすようにこの絵を描いた。モデルは、彼の工房で助手を務めていたフアン・デ・パレーハ。ムーア人の血を引き、ベラスケスに所有された奴隷の身分の男だった。この絵はローマのパンテオンで公開され、各国の画家から、まるで本物の人間がそこにいるようだと絶賛された。ベラスケスはこの数年後、パレーハに自由を与え、彼はやがて自身も画家として仕事をするようになる。誇りをたたえた黒い瞳と、すり切れた襟の白さが、静かにこちらを見返してくる。




