
Sofonisba Anguissola · PD
マッシミリアーノ・スタンパ侯爵の肖像
作品情報
ストーリー
1557年、九歳の少年が侯爵位を継いだ。父が亡くなったばかりで、幼いマッシミリアーノ・スタンパは、ロンバルディアの小さな町ソンチーノの三代目侯爵となった。一族はこの瞬間を全身肖像で留めようとし、その依頼はソフォニスバ・アングイッソラのもとへ来た。当時まだ二十代の女性で、画家としての歩みを始めたばかりだった。彼女にとって初めての重要な注文である。少年にはイタリアの宮廷の厳めしい黒をまとわせ、大人の男のような姿勢を取らせ、片手を石の手すりに置かせている。それでも、彼を堂々とした姿にしきることはできない。表情はためらいがちな、子どもそのものだ。足もとでは一匹の小さな飼い犬が眠り込み、頭上に加わった新しい称号の重みなど意に介していない。




