
Jacques-Louis David · PD
教皇ピウス7世とカプラーラ枢機卿の肖像
作品情報
ストーリー
1804年12月、ナポレオンはノートルダム大聖堂で自ら皇帝の冠をかぶり、その場に教皇を招いて式を祝福させようとした。こうして教皇ピウス7世はローマからパリへの長い旅をし、ナポレオンが自分の頭に冠を載せる儀式に立ち会った。ダヴィッドは公式画家としてその場におり、幅およそ10メートルの画面に式の全体を描いた。この二人の姿は、その大画面からそのまま抜き出されている。教皇は祝福のために手を上げ、その傍らにパリ駐在の教皇使節カプラーラ枢機卿が立つ。ダヴィッドは、緊張したこの数週間の老教皇の姿をより近くに書き留めておきたかったらしく、二人をこの一枚の板に改めて置き直した。フィラデルフィアの美術館は現在、この作品を1808年かそれ以降、あの大作『戴冠式』がまだ仕上げの途中だった頃と見ている。




