
Claude Monet · PD
アルジャントゥイユの鉄道橋
作品情報
ストーリー
フィラデルフィアの弁護士ジョン・G・ジョンソンは、ペンシルベニア鉄道やスタンダード・オイルといったアメリカ有数の大企業の代理人を務めた人物です。そのジョンソンが1887年か1888年に買い求めたのが、この鉄道橋の絵でした。彼は絵画の収集にも熱心で、1917年に亡くなったときには1300点を超える作品を持っており、そのすべてをフィラデルフィア市に遺贈しました。作品が美術館に入り始めたのは1930年のことです。
描かれているのは、モネが暮らしていたパリ近郊の町アルジャントゥイユで、セーヌ川に架けられて間もない鉄橋です。モネは岸辺の低い位置から見上げるように描きました。白っぽい橋脚が川面に並び、上を列車が走り、橋の下を一艘の帆船がすべっていきます。フィラデルフィア美術館によれば、こうした産業の痕跡は、後年のモネの風景画からはほとんど姿を消していきます。




