
Peter Paul Rubens · PD
ヒッポダメイアの略奪
作品情報
ストーリー
花嫁が自分の婚礼の席から連れ去られようとしている。招かれた客は半人半馬のケンタウロスで、酒が回っている。話はオウィディウスの『変身物語』から来ていて、ラピテース族の王ペイリトオスの婚礼が乱闘に変わり、テセウスが花嫁を取り返しに入る場面である。ルーベンスはこの構図を1636年から1637年にかけて、フェリペ4世の狩猟館トレ・デ・ラ・パラーダのために考えた。同じ詩から取られた数十点の場面がそこに並び、欲に振り回された神々と人間の話は、統治する者への戒めとして読まれるものだった。画家は決着の前で筆を止めている。年老いた女が花嫁の赤い裳裾にすがって倒れ、祝宴の卓から葡萄酒と果物がこぼれ落ちる。




