
Amedeo Modigliani · PD
夢想(フランク・バーティ・ハヴィランドの肖像のための習作)
作品情報
ストーリー
この習作を1914年に買ったのは、描かれている本人だった。フランク・バーティ・ハヴィランドはリモージュの磁器の一族に生まれ、ジャポニスムという言葉を広めた批評家フィリップ・ビュルティの孫にあたる。自分でも絵を描き、1909年にはすでにピカソを買い、パリでアフリカ彫刻を集めはじめた早い時期の一人でもあった。1910年ごろにはピレネー山中のセレに古い修道院を手に入れ、戦争が始まるまでの夏、そこでピカソやブラック、フアン・グリスが制作している。この習作から仕上げられた肖像画のほうは、いまヴェネツィアにあり、マッティオリ・コレクションの一部としてペギー・グッゲンハイム美術館に長期寄託されている。習作は1926年までハヴィランドの手元にあり、パリの競売に出たのち、1927年にはロサンゼルスの郡立博物館へ渡った。モディリアーニの死から七年後のことである。




