
Claude Monet · PD
ルーアン大聖堂、正面扉口、正面から見た図
作品情報
ストーリー
ルーアン大聖堂の正面入口を、真正面から見た一枚である。中央の扉口が画面のまん中に据えられ、両側の塔の上部は画面の外へはみ出し、空は細く淡い帯となってわずかに残るだけだ。石の壁は茶、灰、紫の絵具を厚く重ねてつくられ、この作品は「褐色のハーモニー」という別名でも知られている。1895年、画商デュラン=リュエルはパリの自分の画廊で、ほかの大聖堂の絵とともにこれを展示した。その後、絵は回り道をたどる。1901年に競売にかけられ、ベルネーム=ジューヌ画廊を経て、やがてジヴェルニーのモネ本人の手もとへ戻った。1907年、フランス国家はそこでモネから直接これを買い上げ、当時は存命の画家の作品を収めていたパリのリュクサンブール美術館に入れた。八年後には貸し出されて大西洋を渡り、サンフランシスコのパナマ太平洋万国博覧会に並んだ。




