
Claude Monet · PD
ルーアン大聖堂、扉口、日差し
作品情報
ストーリー
ワシントンのナショナル・ギャラリーに残る記録によれば、この絵はモネの手から画商デュラン=リュエルのもとに渡り、1917年にはニューヨークで展示されている。モネがルーアン大聖堂の西正面を現地で描いたのは、1892年と1893年のいずれも年明けから春にかけてで、仕上げはジヴェルニーのアトリエで1894年に行われた。右下の署名に添えられた「94」はその年を示している。近くで見ると、石の壁は厚く盛り上がった絵具の層に崩れ、離れると扉口や薔薇窓、塔がふたたび形をとる。左下の足もとには、ごく小さな人影が三つ見える。1926年11月10日にこの絵を買ったのは、ニューヨークの金融家チェスター・デイルだった。モネがジヴェルニーで亡くなったのは、その一か月足らず後の12月5日である。




