聖クリストフォロス

Jusepe de Ribera · PD

聖クリストフォロス


作品情報

制作年
1637
技法
油彩
種類
絵画
寸法
127 × 100 cm

ストーリー

この絵の背後にある伝説は、絵そのものより1000年以上も古い。クリストフォロスは巨人で、この世でいちばん力ある主にだけ仕えたいと願い、やがて旅人を肩に乗せて川を渡す渡し守になった。ある夜、幼い子どもが川を渡してほしいと頼み、一歩ごとに重くなっていく。その子はキリストであり、肩に世界そのものを背負っていたからだ。スペイン人のリベーラは、生涯をスペイン統治下のナポリで過ごし、1637年にこの絵を描いた。伝説を使って、彼は二つの極端を並べている。風雪にさらされた渡し守の巨大な体、その血管の一本までを強い光が刻み、その肩には地球儀を手にした華奢な幼子が乗る。リベーラは聖人を働く男として描くことで知られた画家で、ここでも巨人の聖人はまず、つらい渡しを終えかけた一人の担ぎ手なのだ。

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