聖痕を受ける聖フランチェスコ

Attributed to El Greco · PD

聖痕を受ける聖フランチェスコ


作品情報

アーティスト
エル・グレコ
制作年
1580
技法
油彩・カンヴァス
種類
絵画
寸法
108 × 83 cm

ストーリー

エル・グレコがスペインに来てまだ間もないころ、彼は聖フランチェスコを描き始めた。クレタ島に生まれ、ヴェネツィアとローマで学んだ彼は、1577年ごろトレドに落ち着き、対抗宗教改革のただ中にある国に出会う。プロテスタントの挑戦に対し、カトリック教会は悔悛と内なる祈りの価値をいっそう強く説いていた。すべてを捨てた中世の修道士、聖フランチェスコは、その気分にうってつけの姿であり、エル・グレコがもっとも繰り返し描いた主題となった。彼と工房はスペインの注文主のために、幾度も同じ図を仕上げている。この一点は1580年ごろの作で、1224年、ラ・ヴェルナ山上でフランチェスコが聖痕を受けた瞬間を示す。十字架のキリストの傷が、幻視のさなか彼自身の体に現れたのだ。エル・グレコは画面を、粗い褐色の修道服をまとって跪き、顔を上げる修道士だけに切り詰め、冷たく銀色の光が衣の襞に落ちている。

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聖痕を受ける聖フランチェスコ — エル・グレコ — MuseScope