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聖イグナティウス・デ・ロヨラ
作品情報
ストーリー
1622年3月12日、ローマでイグナティウス・デ・ロヨラは列聖された。同じ日に聖人とされたのが、日本に最初にキリスト教を伝えたフランシスコ・ザビエルである。二人が創設に加わったイエズス会は、そのころ日本では禁教下に置かれ、同じ1622年の9月には長崎で55人が処刑される元和の大殉教が起きている。ルーベンスがこの絵を手がけたのは、列聖を求める運動のさなかだった。高さ2メートルを超える画面で、ロヨラは金襴の祭服をまとい、雲の切れ間を見上げ、左手にイエズス会の会憲を開いて持つ。開かれた頁にあるのは「神のより大いなる栄光のために」という言葉である。画面は見上げる位置に掛けられることを前提に組み立てられていて、置かれていたのはローマのジェズ教会だった。




