エジプトの聖マリア

Jusepe de Ribera · PD

エジプトの聖マリア


作品情報

制作年
1641
技法
油彩
種類
絵画
寸法
132 × 108 cm

ストーリー

リベーラはこの絵に1641年、ナポリで署名した。当時ナポリはスペインの領地で、ヨーロッパでも指折りに雑踏し、荒々しい町だった。彼は聖者を理想化された姿ではなく、実際に風雪を刻んだ身体として描くことで名を上げており、この主題はまさにその手にふさわしかった。エジプトの聖マリアは、伝説ではアレクサンドリアの女で、数十年ものあいだ砂漠にひとりこもって悔悛したという。ここでは骨に皮が張りついた痩せこけた老女として描かれ、粗い暗色の布をまとう。その視線は上へ向けられ、こちらからそらされている。反宗教改革の教会は、悔悛を肉体で感じさせる絵を求めた。のちにフランスの収集家フランソワ=グザヴィエ・ファーブルがこの作品をモンペリエへ運び、1837年以来そこに掛かっている。

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