
Peter Paul Rubens · PD
聖マティア
作品情報
ストーリー
片手に、彼を殺した斧を持っている。もう一方の手は上がり、視線は天へ、口はわずかに開いている。プラド美術館は、彼とバルトロマイをこの十二枚のうちもっとも表情の強い側に置き、マティアのほうが苦痛の度合いは浅いとする。そもそも彼が使徒に数えられているのは籤による。ユダのあと、残る十一人が二人の候補を立てて籤を引き、籤は彼に当たった。それ以外に、彼の生涯についての記録はほとんど残っていない。この板にも同じような空白がある。連作はレルマ公の所有だったが、その手もとから王室コレクションまでのあいだは何も確かなことがわからない、と美術館は記す。使徒たちがふたたび現れるのは1746年の目録で、サン・イルデフォンソのラ・グランハ宮に掛かっていた。




