バーリの聖ニコラウス

バーリの聖ニコラウス


作品情報

アーティスト
サッセッタ
制作年
1437
技法
テンペラ、金地、板(ポプラ材)
種類
絵画
寸法
126 × 44 cm

ストーリー

1981年12月、パリのオテル・ドゥルオーの競売に、作家アナトール・フランスのコレクションから金地の司教聖人の板絵が出品された。目録は「ヴェネツィア派、1500年ごろ」としていた。ルーヴルは先買権を行使してこれを手に入れ、現在この板絵はサッセッタの作とされ、15世紀第2四半期のものと位置づけられている。聖人はバーリの聖ニコラウスで、司教冠と赤いコープをまとっている。白い布の襞に金を包んで持っているのは、彼のいちばん有名な伝説、貧しい男の三人の娘のために持参金をこっそり家に投げ入れた話を示すおなじみのしるしだ。この板絵は多翼祭壇画の側面の一枚で、片側が切り詰められている。モンテ・デイ・パスキ銀行が所蔵するシエナの《修道院長聖アントニウス》も同じ祭壇画に属していた。研究者マハテルト・イスラエルスは、二枚とも、ニコラッチョ・ディ・カテリーノ・ディ・ペトローネの妻フランチェスカという女性の意向により、サッセッタがシエナのサン・フランチェスコ聖堂のペトローニ礼拝堂のために描いた祭壇画の名残ではないかと考えている。

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