
聖ヒエロニムス、聖レオナルドゥス、聖ニコラウス
作品情報
ストーリー
1897年、ウィーンの帝室絵画館は、上部オーストリアのリート・イム・インクライスにあるカプチン会修道院からこの板絵を買い取りました。ベルヴェデーレは制作を15世紀の最後の四半世紀とし、作者を上部オーストリアの画家とだけ記しています。三人の聖人は、それぞれの持ち物で見分けられます。聖ヒエロニムスは赤い衣に枢機卿のつば広帽をかぶっていますが、この赤い帽子が枢機卿に与えられたのは1245年、彼の死から何世紀も後のことです。彼はライオンの前足の手当てをしています。伝説では、とげを抜いてもらったライオンがそのまま聖人のそばに残ったといいます。聖ニコラウスはミトラとコープをまとい、三つの金の球をのせた本を手にしています。貧しい三姉妹が嫁げるよう、ひそかに贈った金です。中央の修道服の聖レオナルドゥスは、開いた枷のついた鎖を持っています。囚人の守護聖人であり、バイエルンやオーストリアの農村では馬や家畜の守り手でもありました。




