サムソンとデリラ

Peter Paul Rubens · PD

サムソンとデリラ


作品情報

制作年
1609
技法
油彩、カンヴァス
種類
絵画
寸法
52.1 × 50.5 cm

ストーリー

ルーベンスがイタリアでの八年を終えて戻ってまもない1609年ごろ、彼はアントウェルペンの市長で友人でもあったニコラース・ロコックスから、裏切られるサムソンの主題を託された。シンシナティにあるこの小さな板絵は、完成作そのものではない。まず描かれた油彩のスケッチ、すなわち注文主の承認を得るために示された色付きの下絵であり、工房がこの構図を大きな画布へ拡大する前の段階にあたる。その大きな作品はいま、ロンドンにある。構図はすでにここに出そろっている。デリラの膝で眠るサムソン、蝋燭を掲げる老女、鋏を手に身をかがめる男。ハールレムの版画家ヤーコプ・マータムは1613年ごろこのスケッチを版画に写した。その版画にはロンドンの画布との小さな相違が残る。この相違をめぐって、ロンドンの作品のどこまでをルーベンス自身が描いたのか、数十年にわたる議論が続いている。

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