
Bartolomé Esteban Murillo · PD
パオラの聖フランチェスコ
作品情報
ストーリー
描かれているのはパオラの聖フランチェスコ、カラブリア出身の隠者で、ミニム会を創設し、1507年にフランスで没した人物である。ムリーリョのセビーリャにとって縁遠い聖人ではなかった。川の向こうのトリアーナに、ミニム会は勝利の聖母に捧げた大きな修道院を構えていたからだ。プラド美術館はこの絵の制作年を17世紀としか記していない。はっきり追えるのは王宮のあいだを移った経路のほうで、1814年から1818年にかけてフェルナンド7世のために作られた目録では、アランフエス宮の王子の居室、七番目の部屋に、番号187として載っている。説明は一行、ひざまずく聖フランシスコ・デ・パウラ、ムリーリョ。1857年の王立美術館目録はそこに、杖に身を預け、石の上にひざまずく姿という一節を加えた。作品の目録番号は二度変わり、1870年代には891、1910年以降は991になっている。




