
Andrea del Sarto · PD
サン・ガッロの受胎告知
作品情報
ストーリー
アンドレア・デル・サルトは1513年ごろ、この《受胎告知》を、当時フィレンツェの城壁の外に建っていたアウグスチノ会のサン・ガッロ修道院のために描いた。この教会のために手がけた三点のうち、真ん中にあたる作品である。数年後、その建物は姿を消す。1529年ごろのフィレンツェ包囲のさなか、城壁の外にあったものはことごとく取り壊され、絵は町の中へと避難させられた。板絵は、自らのために造られた場所より長く生き延びたのだ。デル・サルトは天使とマリアを古典的な建築のもとに置き、奥の階段には数人の男の姿を描いている。その意味を、研究者は今なお論じている。




