自画像

自画像


作品情報

制作年
1792
技法
油彩

ストーリー

アントニオ・カノーヴァがこの絵を描いたとき、彼はヨーロッパでもっとも名高い彫刻家だった。だからこそ意外なのだ。冷たい白い大理石の人が、ここでは油彩で、しかも自分自身を描いている。35歳ほど、ローマに暮らし、自ら築くのを助けた新古典主義の趣味の絶頂にあった。大理石ではのちに自分の顔立ちをなめらかに理想化することになる。この画布では顔はより素朴で率直で、手を止めて目を上げた働く芸術家のものだ。この肖像は、ギャラリーを率いたフィレンツェの貴族ジョヴァンニ・デリ・アレッサンドリの寄贈としてウフィツィに入った。カノーヴァは後年、石膏と石で自らの姿を彫るが、まず筆でそれを書き留めたのである。

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