
横顔の自画像
作品情報
ストーリー
1660年代、枢機卿レオポルド・デ・メディチは、画家が自分自身を描いた肖像を集め始めた。今なお同種では最大級のその収集品に、この小さな絵はおさまっている。アンニーバレ・カラッチが1590年ごろに描いたもので、その選択は珍しい。自画像で多くの画家が観る者のほうを向くのに対し、彼は硬貨やメダルの横顔のように、厳密な横向きで自分を示している。1686年にはウフィツィで、当時やはりカラッチとされたもう一つの頭部の隣に掛けられていた。この並置は、繰り返し起きる問題を物語る。ウフィツィにはアンニーバレに結びつけられた自画像が複数あり、どれが本当に彼の手によるものか、どれが本当に彼を写したものかを研究者は長く論じてきた。だから彼の名が付された顔が、つねに確かとはかぎらない。この一枚は、まだボローニャで働いていたころのもので、ローマへ発つ前の彼をとらえている。




