『水門を通る船』のための習作

John Constable · PD

『水門を通る船』のための習作


作品情報

制作年
1822
技法
油彩、カンヴァス
種類
絵画
寸法
141.07 × 122 cm

ストーリー

この画布は、売るためにも展覧会に出すためにも描かれていない。コンスタブルは大きな作品にかかる前に、かならず本画と同じ寸法の油彩下絵を一枚つくった。これはその一枚で、高さは1メートル40センチある。

描かれているのはサフォークのストゥア川の水門で、右手の艀は水位が下がるのを待っている。彼にとっては見慣れた道具だった。父は製粉業者で、小麦を積んだ艀がこうした水門を抜けてロンドンへ下っていく。友人にあてた手紙で彼は、堰からこぼれる水の音、柳、朽ちた岸、ぬめった杭、煉瓦積みが好きだと書いている。

ただしこの下絵を描いていた1820年代のはじめ、暮らしていたのはロンドンのシャーロット街で、その川は百数十キロ先にあった。仕上げられた縦長の《水門を通る舟》には、1824年のロイヤル・アカデミー展の初日に買い手がついた。

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