
Pierre-Auguste Renoir · PD
眠れるオダリスク
作品情報
ストーリー
1834年、ドラクロワは「アルジェの女たち」を発表した。ハーレムの室内を描き、床には脱ぎ捨てられた上履きが転がっている。この絵はいまルーヴル美術館にある。ルノワールは、これ以上美しい絵は世界にないと語った。彼自身も1881年と1882年にアルジェを訪れ、晩年をカーニュで過ごした1915年から1917年の頃にも、なおオダリスクを描き続けていた。美術館はこの作品に「バブーシュをはいたオダリスク」という別題も与えている。若い女が黄色いクッションにもたれ、腰から上は裸で、膝に白い布を掛け、背後には赤いカーテンがある。足には北アフリカの柔らかな踵のない履物、暗い色のバブーシュをはいたままだ。この小品は1927年の売立てまで収集家ジャック・ズバロフが所有し、1951年に医師アルベール・シャルパンティエ夫妻がフランス国家に寄贈した。




