
El Greco, St. John the Baptist, 1600. Wikimedia Commons. · PD
洗礼者聖ヨハネ
作品情報
ストーリー
ドメニコス・テオトコプロスはクレタ島に生まれ、初めはビザンティンのイコンを描いていたが、ヴェネツィアとローマを経て、1600年ごろにはトレドに長く暮らしていた。スペインの人々は彼を単にエル・グレコ、あのギリシア人と呼んだ。ここに描かれるのは、まだ若い洗礼者ヨハネで、獣の皮をまとい、足もとには来たるべきキリストを告げる子羊がいる。人体はありえないほど引き伸ばされ、荒れ模様の空がその不安を体に移したかのようだ。遠くにはフェリペ2世の大事業、エル・エスコリアル修道院が見分けられる。左手の岩の上に、エル・グレコはいつものとおり署名している。ギリシア文字で。




