二つの頭部の習作

Peter Paul Rubens · CC0

二つの頭部の習作


作品情報

制作年
1609
技法
油彩・板
種類
絵画
寸法
69.9 × 52.1 cm

ストーリー

1609年、ルーベンスはイタリアから戻って間もないアントウェルペンにいた。その年の四月、スペインとネーデルラント諸州のあいだで12年の休戦が結ばれ、戦乱で荒れた教会がいっせいに祭壇画を注文しはじめる。同じ年の秋、彼は大公アルブレヒトとイサベラの宮廷画家に任じられた。

注文の量に対して、人の顔をそのつどモデルから描き起こしていては間に合わない。そこで彼は頭部だけを板に描きため、必要に応じて大きな画面に配していった。この板もその一枚である。

手前の老人の顔は、のちに聖人として、大祭司として、川の神として、さらには哲学者プラトンとして、別々の作品に登場している。奥のもう一つの頭部は、マンテーニャの作品にある頭部から取られたものだ。

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