大天使のシナクシス

大天使のシナクシス


作品情報

アーティスト
作者不詳
制作年
1350
技法
板にテンペラ

ストーリー

題名にあるシナクシスという語は「集い」を意味し、この板が示すのはまさにそれです。これは11月8日に正教世界のいたるところで守られる祭日で、天のあらゆる無形の力が、大天使ミカエルとガブリエルを筆頭に、そろって崇められます。この主題のイコンでは、二人が肩を並べて立ち、あいだに丸いメダイヨンを掲げます。その中には、彼らが仕える主であるキリストが、幼い子として描かれています。ミカエルという名そのものが「誰が神のごとくあろうか」という意味で、問いのようにも、傲りに対する鬨の声のようにも響きます。1350年ごろ、中世ブルガリア王国の最後の世紀に描かれたこうした板は、聖堂の仕切りに並ぶイコンのあいだに立ち、年に一度のその日、天使の全軍を一枚の絵に集めていたことでしょう。

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