
Childe Hassam · PD
タナグラ(建設者たち、ニューヨーク)
作品情報
ストーリー
1918年のニューヨーク。アメリカは前年の春からヨーロッパの戦争に加わっていましたが、街は相変わらず空へ向かって伸び続けていました。チャイルド・ハッサムが描いたのは、窓辺の明るい部屋です。カーテンの向こうでは高い建物が建設中で、これが副題の「建設者たち」にあたります。部屋の中では若い女性が小さな像を手にしています。タナグラ人形と呼ばれる古代ギリシャの素焼きの人形で、1870年代にギリシャ中部の町タナグラの墓から大量に見つかり、欧米で人気の収集品になりました。金色の屏風、窓台の水仙も、遠い文明を思わせる品々です。ハッサム自身は、この女性に大都市の成長を象徴させたと書き残しています。一辺およそ1.5メートルのほぼ正方形の大作で、1929年に収集家ジョン・ジェラトリーの寄贈でスミソニアン・アメリカ美術館に入りました。




