羊飼いの礼拝

羊飼いの礼拝


作品情報

アーティスト
グイド・レーニ
制作年
1640
技法
油彩、カンヴァス
種類
絵画
寸法
480 × 321 cm

ストーリー

高さ5メートル近いこの絵は、ナショナル・ギャラリーでも最大級の作品のひとつだ。レーニは降誕を夜の場面とし、飼い葉桶の幼子から光が発して、身をかがめてのぞき込む羊飼いたちの顔を照らしている。上方では雲の切れ目に小さな天使たちが現れ、「グローリア・イン・エクセルシス・デオ」と記された巻物を掲げる。聖母の衣には上質のウルトラマリンが使われている。ラピスラズリから作るこの青は、かつて同じ重さの金より高価だった。

これは最晩年の作品である。レーニの伝記作者カルロ・チェーザレ・マルヴァジアは、画家の死の時点で工房に残っていた絵のひとつとしてこれを挙げ、「ドイツ向け」だったと記している。絵はリヒテンシュタイン侯家のものとなり、カール・オイゼビウス侯の注文だった可能性もある。現在はチェコのヴァルチツェとなったフェルトスベルクの城の礼拝堂に掛けられ、1706年にウィーンの宮殿へ移された。1939年には一族のコレクションとともにファドゥーツへ運ばれ、1957年にナショナル・ギャラリーが侯家から購入した。時期の近いレーニ晩年のもう一点の『羊飼いの礼拝』は、今もナポリのサン・マルティーノ修道院にある。

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