
Michelangelo · PD
スパンドレル:ゼルバベル、アビウド、エリヤキム
作品情報
ストーリー
ゼルバベルはバビロン捕囚のさなかにバビロンで生まれ、その名はふつう「バビロンの種」と説明される。のちに彼は捕囚の民の一団を率いてエルサレムに帰り、神殿の再建に着手した。そのルネッタの上、天井の三角形の区画に、ミケランジェロは今にも旅立ちそうな一家を描いた。ここには名前が書かれていないが、ふつうゼルバベル自身の一家、つまり両親と兄弟と一緒の幼いゼルバベルと読まれている。
一家は暗い背景の前で、むき出しの地面に座っている。手前の母親は横顔で明るく照らされ、光によって色の変わるオレンジの服に、肩に黄色い当て布のある淡い水色のシャツを着て、白い肩掛け袋を体にたすき掛けにしている。その脚のあいだには半裸の子どもが横たわる。後ろにはもっと粗く描かれた男がいて、腰から下に赤い布を巻いているだけで、薄暗がりにもう一人の子どもがいる。このスパンドレルは「大洪水」の区画の隣にあり、最初の作業期の初め、最初期に三日で描かれた。




