
Sofonisba Anguissola · PD
修道女姿の画家の妹エレナ
作品情報
ストーリー
ソフォニスバ・アングイッソラがこの肖像を描いたのは1551年ごろ、二十歳前後のことで、当時、女性が画家になる道はほとんど閉ざされていました。クレモナの、さほど裕福でない貴族だった父は、娘たちに絵を学ばせることを選び、ソフォニスバは身近な人々を描きました。ここに描かれているのは妹のエレナ、修練女の修道服姿です。エレナはのちにマントヴァの修道院に入り、ミネルヴァ修道女という名を得ました。手には、赤い革表紙に金の小口をつけた小さな本を抱えています。若い女性の手になるものとは長く誰も信じず、この絵はティツィアーノの作とされていました。やがてソフォニスバの名がふたたび認められたのです。




