
聖母被昇天
作品情報
ストーリー
1575年から1577年にかけて、ヴェネツィアはペストでおよそ四分の一の人口を失い、その中には老いたティツィアーノもいた。疫病から守る聖人ロクスを掲げるこの信心会には寄進が集まり、装飾の仕事が絶えることはなかった。ティントレットは1577年に、年100ドゥカートの終身年金と引き換えに大広間の絵をすべて引き受けると申し出ている。『聖母被昇天』はその約束の先、地上階の広間のために描かれた。高さ約5.9メートル、幅4.2メートル。会員が出入りし、施しの実務が行われた玄関の広間に、聖母の生涯と幼子キリストの物語が八点並ぶ。画家は60代半ばで、息子ドメニコをはじめ工房の手も広く入っている。最後の一点『割礼』が据えられたのは1587年8月だった。




