
Claude Monet · PD
りんごの籠
作品情報
ストーリー
1880年、セーヌ河畔の村ヴェトゥイユで、モネは花や果物の静物画を集中して描いた。この籠のりんごもその一枚で、右上に署名と年記がある。金色、紅、黄緑のりんごは、混ぜない絵具を厚く置いて描かれ、木のテーブルに落ちる影にまで青と緑の短い筆致が走る。三年後の1883年3月、画商ポール・デュラン=リュエルがパリで開いたモネの個展に、この絵も並んだ。批評家ギュスターヴ・ジェフロワは、丸く硬いりんごが籠の中で灯りの役目を果たし、内側から光っているようだと書いている。デュラン=リュエルの画廊は1896年にこの絵を手に入れ、一家は2005年にニューヨークのクリスティーズで競売にかけられるまで、100年以上手元に置いた。




