
Peter Paul Rubens · PD
マリー・ド・メディシスの誕生
作品情報
ストーリー
マリー・ド・メディシスがルーベンスに24点の連作を注文したのは1621年で、その少し前まで彼女は息子ルイ13世と軍を交えていた。和解したばかりの王太后が、自分の生涯をもう一度語り直させる仕事である。ルーベンスは1622年から三年ほどで描き上げ、パリのリュクサンブール宮の画廊を埋めた。
連作の出発点がこの一枚にあたる。1575年4月26日、フィレンツェのピッティ宮で生まれた赤子を、塔の冠をかぶったフィレンツェの擬人像が受け取り、足もとにはアルノ川の河神が横たわる。プットーがメディチ家の紋章の盾を掲げ、赤子の頭には光輪が置かれている。空に描かれているのは射手座で、4月末に生まれた彼女の星座ではない。




