
John Everett Millais · PD
黒衣のブラウンシュヴァイク兵
作品情報
ストーリー
1815年6月、ワーテルローの前夜。黒ずくめの軍装で知られたブラウンシュヴァイク軍団の一兵士が、恋人のもとを発とうとしている。娘は扉を押さえて引きとめ、兵士は静かにそれを開こうとする。ミレイは二人の立場の違いも仕込んだ。壁に掛かるのはダヴィッドの《アルプスを越えるナポレオン》の版画で、王党派の娘とナポレオン側で戦う男の隔たりが、その一枚に重なる。娘のモデルは作家ディケンズの娘ケイトが務めた。兵士の黒い上着と娘の白い絹のドレスが触れ合う、その一点にすべての緊張が集まっている。




