戦利品

戦利品


作品情報

アーティスト
テオドロス・ラリス
技法
油彩
寸法
133 × 100 cm

ストーリー

この主題は、ラリスが手をつける前からパリの観客にはおなじみでした。1824年のサロンでドラクロワが「キオス島の虐殺」を出し、捕らわれたギリシャ女性という図柄は、その後も世紀を通じて誰にでもすぐ通じる種類の絵でした。ラリスは自分の版を1906年のサロンに送り、美術館はこの画布をそれ以前の制作としています。

描かれているのは、事が済んだあとです。場所は正教会の聖堂の内部、至聖所の扉の前。典礼用の銀器と書物が床に散らばり、その間に若いギリシャ女性が長椅子に縛られています。美術館自身の解説は二つの点を挙げています。ひとつはフランスのアカデミー教育らしい描写の正確さで、そこに写真の影響がはっきり見えること。もうひとつは色で、彼女が締めている赤い帯を除けば、ほぼ全体が褐色でまとめられていることです。

画布は縦133センチ、横100センチ。クートリディス財団のコレクションに属し、国立美術館は本館で公開しています。2021年の秋には再びパリへ渡り、ルーヴル美術館で、1675年から1919年までの近代ギリシャがどう描かれてきたかを扱う展覧会に並びました。

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