
Vincent van Gogh, The Bridge at Courbevoie, 1887. Wikimedia Commons. · PD
クールブヴォワの橋
作品情報
ストーリー
1887年5月から、ゴッホはパリの外れのセーヌ沿いを歩いて描いた。町が工場やボート小屋、日曜の行楽客へと溶けていくあたりで、この数か月に30点ほどのカンヴァスが生まれている。ここに見える橋は、グランド・ジャット島からクールブヴォワ側のビノー大通りへ渡る橋だ。当時のパリでこの島はよく話題にのぼった。スーラが島の夏の日曜を大画面に描き、1886年の第8回印象派展に出していたからである。その春ゴッホはポール・シニャックと連れ立って戸外で描き、新しい技法を自分のペースで取り入れていた。短い筆触を並べ、ときに重ねる描き方である。この一枚は一度の制作で仕上げ、関心はもっぱら水の映り込みに向いていた。




