
スルタンの白人宦官長カプ・アアス
作品情報
ストーリー
カンヴァスの裏には「Ferriol no. 5, G. Scotin sc.」という参照が書き添えられています。これは一冊の本を指しています。イスタンブル駐在のフランス大使シャルル・ド・フェリオルは、1707年と1708年にヴァンムールに町の諸民族や身分の人々を描かせ、その絵はパリで銅版画にされました。一部を彫ったのがジェラール・スコタンです。このカンヴァスは、その本の第五図と照らし合わされたのです。
トルコ語の称号カプ・アアスは「門のアー」という意味です。白人宦官を率いて「至福の門」を守りました。トプカプ宮殿の最も奥の中庭への入口で、その先にはスルタンの住まいがあり、宮廷学校の小姓たちが彼の監督のもとで教育を受けていました。長いあいだ宮廷の召使いのなかで最高位にありましたが、16世紀の終わりに黒人宦官長にその座を奪われます。
ここでは左腕を差し伸べた全身像で立ち、隅の黄色い数字の八が、オランダのシリーズでの番号を示しています。




