聖母戴冠

聖母戴冠


作品情報

制作年
1342
技法
卵テンペラ、板
種類
絵画
寸法
111.7 × 75.5 cm

ストーリー

1828年より前のある時、この板絵は二つに切り分けられた。キリストが母の頭に冠を載せる上半分はロンドンにある。ひざまずいて楽器を奏でる四人の天使と、洗礼者ヨハネと聖ステファノの二聖人を描いた下半分は、1828年からオックスフォードのクライスト・チャーチ絵画館にある。ロンドンの断片をX線で調べると、削り取られた光輪が見える。

聖母戴冠の主題は、中世の聖人伝集『黄金伝説』から来ている。ベルナルド・ダッディがこれを描いたのは1340年から1345年頃。マリアは謙遜のしぐさで胸の前に腕を組み、赤と青の衣には金の文様が施され、玉座には金と緑と青の百合の紋を織り出した布が掛けられている。

20世紀に入ると、ロンドンの半分はフィレンツェに住んだイギリスの建築家で収集家のハーバート・ホーン、続いてアメリカの銀行家J・P・モルガン・ジュニアの手を経た。1944年にモルガンの遺族が売却したとき、この絵は一世代後のフィレンツェの画家ナルド・オルカーニャの作とされていた。ナショナル・ギャラリーが購入したのは2004年である。

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