
キリストの磔刑
作品情報
ストーリー
この縦長の板絵には、聖金曜日のいくつもの場面が同時に描かれています。キリストは二人の盗賊のあいだで十字架にかけられています。十字架の下では聖母マリアが手を組んで見上げ、赤いマントのヨハネがその肩を支えています。兵士たちのなかでは、白馬に乗った騎手が長い槍をまっすぐに立てています。そして遠景には小さく、白い布の上に横たえられた遺体を囲んで人々がひざまずいています。十字架降下のあとに続く哀悼の場面です。ベルヴェデーレの目録は、作者をドナウ地方の無名の画家、年代を15世紀としています。一方、美術館自身の写真キャプションは、大クラナッハの追随者による1520年頃の作とし、地域には疑問符を付けています。クラナッハ本人は1500年代のはじめにウィーンで仕事をしていました。美術館は1912年、ウィーンの画商フリードリヒ・シュヴァルツからこの作品を購入しました。




