
死せるキリスト
作品情報
ストーリー
洞窟の前にひざまずく老人は、隠者であり学者でもあった聖ヒエロニムスです。そばには獅子がいて、彼は悔悛のしるしに自分の胸を打とうと石を振り上げています。その隣では、息を引き取ったばかりのキリストの体を二人の天使が開いた墓の縁で支え、腕は力なく垂れています。丘の上では聖フランチェスコがひざまずいて聖痕を受け、さらに遠くの頂にはゴルゴタの十字架が立っています。高さ18センチに満たないこの板絵は、エルコレ・デ・ロベルティがフェラーラ公妃エレオノーラ・ダラゴーナの私的な祈りのために描いた二連画の右翼でした。二枚は19世紀にフェラーラのコスタビリ・コレクション、ついでロンドンのイーストレイク夫妻のもとに一緒に伝わり、1894年にナショナル・ギャラリーが購入しました。




