
Jean-Léon Gérôme · PD
授業の終わり
作品情報
ストーリー
1886年ごろ、古代を題材とする画家として知られていたジャン=レオン・ジェロームは、しだいに彫刻へ力を注ぐようになっていた。この小さな油彩で彼が描いたのは、自分自身のアトリエ、制作を終えようとする一場面である。モデルのエマ・デュポンが、いま仕上げたばかりの塑像に布をかけている。それは、英雄ヘラクレスに羊毛を紡がせたリュディアの女王オンファレの像だ。ジェロームは、自作に恋した彫刻家ピュグマリオンの古い神話を下敷きにしながら、それを裏返している。石膏像を覆うのは、生身の女なのだ。彼はのちに、同じアトリエの一角で『タナグラ』の像も描いている。




