
Peter Paul Rubens, The Fall of the Damned, 1621. Wikimedia Commons. · PD
堕地獄
作品情報
ストーリー
1620年ごろ、ルーベンスはアントウェルペンの大工房で、巨大で劇的な祭壇画を次々と手がけていた。この《劫罰の墜落》はその筋力の見本のような一枚だ。画面上方の光から、無数の裸の体が絡み合いながら地獄へ真っ逆さまに落ちていく。悪魔や怪物が彼らを引きずり下ろし、人の塊全体が一つの滝のように渦を巻く。上下も左右も定まらず、見る者の目まで一緒に落下させる構図で、バロックの動勢がここまで極端に押し進められている。




