
Jean-Antoine Watteau · PD
過ち
作品情報
ストーリー
1715年にルイ14世が世を去ると、老王の消えたヴェルサイユの堅苦しい威厳は、続く摂政時代のより軽やかで私的な気分へと移っていった。この気分を誰よりもよくとらえたのがワトーで、公園で戯れる着飾った人々の小さな場面を好んで描いた。これはその中でもとりわけ引き締まった一枚である。草に身を横たえた男が座る女に迫り、女は体をよじってかわし、片手で押しとどめる。望まれぬ言い寄りのすべてが、ふたりの姿だけで語られている。ワトーは古い巨匠、とりわけルーベンスに学び、その騒がしい村祭りの絵をパリで研究していた。彼はすでに結核を病んでおり、1721年、36歳でこの世を去る。




