
Gustave Courbet · PD
オルナンの峡谷(ドゥー川岸、秋の効果)
作品情報
ストーリー
1866年のギュスターヴ・クールベは、パリでは地方の暮らしを大画面に描いて物議をかもす画家でした。けれども、よく売れたのは故郷オルナンの谷を描いた風景画のほうでした。オルナンはフランス東部、ジュラ山地の町です。この絵は秋の景色で、銅色に色づいた高い木が草の斜面にそびえ、灰色の岩がせり出し、右下に暗い川が見えます。フランス語の題名は「ドゥー川の岸辺」ですが、オルナンが面しているのは、実はドゥー川の支流のルー川です。町のあるドゥー県は、本流の名を取っています。左下には署名と「66」の年記があります。この絵はその後アメリカへ渡りました。1898年のパリの売り立ての後、画商デュラン=リュエル、ボストンの収集家を経て、ワシントンのフィリップス・コレクションの創設者ダンカン・フィリップスの手に入り、1939年に彼の母校イェール大学へ寄贈されました。




