
Peter Paul Rubens, The Hippopotamus and Crocodile Hunt, 1615. Wikimedia Commons. · PD
カバとワニの狩り
作品情報
ストーリー
1615年ごろ、ルーベンスはバイエルン公の注文で、勇壮な狩りの場面を連作として描いた。この一枚では、馬に乗った狩人と犬たちが、暴れるカバとワニに一斉に襲いかかる。人と馬と獣がもつれ合い、槍や牙が交錯して、画面全体が渦を巻くように激しく動いている。カバもワニもアフリカの生き物だが、ルーベンスが実物を目にする機会はほとんどなかったはずで、標本や他人の記録、そして想像力をたよりに描いたと考えられている。それでも筋肉のうねりと血のしぶきには、間近で見たかのような迫真の勢いがある。現在はミュンヘンのアルテ・ピナコテークにある。




